農業バイオテクノロジー

農薬が農作物の病害や害虫、雑草などに対して効果的に防除できるのは、主にその有効成分（Active Ingredient）が害虫、雑草と接触して効果を発揮するためです。農薬はそれぞれ有効成分や物理的・化学的性質が違うため、その効果を最大限に発揮するには、さまざまな種類の製剤に調合し、作物ごとに散布する必要があります。
中日合成の製品は、既に台湾、東南アジア、ニュージーランド、オーストラリア、中国などの市場で販売されており、台湾最大の農薬助剤メーカーです。当社は 50 年以上にわたって農薬工業向けの界面活性剤を製造してきました。製品は、乳化剤、展着剤、湿潤浸透剤、分散剤、懸濁剤、植物保護剤などの様々な剤に広く使用でき、例えば、乳剤（EC、Emulsifiable Concentrate)、液剤 (SL、Soluble Concentrate)、水和剤 (WP、水和剤)、水性エマルション/マイクロエマルション (EW、Emulsion.Oil in Water/ME、Micro-Emulsion)、水懸濁液 (SC 、懸濁液濃縮物）が挙げられます。近年、環境保護への意識の高まりや環境配慮型処方の台頭により、当社はSC/ME/EWなどの水系環境対応型処方に使用される高機能高分子分散剤の開発にも積極的に取り組んでいます。